英会話習得を目指している人は、英会話を仕事にも役立てたいと思っている人もいるでしょう。会議への参加や英語を使った交渉などは、高い英会話力が必要ですが、実はお店の接客応対なら、英会話力がそれほど高くなくてもできてしまうんです。
そこで今回は、英会話がそれほど得意でなくてもしっかりと英語で接客する方法やコツ、心得についてご紹介します。英語で接客してみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
英会話初心者から中級者でもできる接客
まずは英会話初心者から中級者レベルの人でもできる英語での接客は、どういう方法で行い、どんな範囲まで可能なのかについてご説明します。
中級者にもなると、意外と広い範囲の接客が可能なので、仕事で英語を使うのはハイレベルなことだと思っている人は驚いてしまうかもしれませんよ。
ここではそのコツや内容、そして簡単なフレーズをご紹介していきます。もっと詳しいフレーズについては、下記記事を参考にしてください。
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英語で接客!カフェやレストランで使える接客フレーズ集
英語を仕事で使いたいと思っている人、ワーキングホリデーなどで海外で働く予定のある人は、接客業で英語を使うことを考えているのではないでしょうか。 接客業野中でも、カフェやレストランでの接客は、英語初心者 ...
挨拶をして用件を訊く
英会話初心者でも、接客で挨拶くらいはできます。接客の挨拶と普段の挨拶は基本的には同じですから、接客だからといって、必要以上に意識しすぎることはありません。
ただしカジュアルすぎる挨拶の仕方はしないように気をつけましょう。
また挨拶だけではなく、用件をきくところまでは英会話初心者でも可能です。用件をきいたあとの対応は他の人にまかせることにして、挨拶と用件伺いまではがんばってみましょう。
オーダーを取る
カフェやレストランの接客なら、オーダーを取るのは非常に重要な接客応対の1つですよね。そんなオーダーを取るという行為も、実は英会話初心者でもできることだったりします。
色々な質問をされると対応が難しくなるかもしれませんが、単純にオーダーを取るだけなら全く難しいことはないのです。
英語でオーダーが取れたら、それだけで英会話ができるようになった気になれそうですよね。
予約を受け付ける
英会話初心者だとちょっと厳しいかもしれませんが、中級者なら予約の受付も英語で行えるでしょう。特にレストランやホテルの予約受付は、要領を覚えてさえしまえば、言うことは決まっているので難しいことはありません。
電話での予約受付も英会話中級者くらいからこなせるようになるはずです。ただし予約の受付の場合も、複雑なことを聞かれた場合には、別の人に交代するのが必要になるでしょう。
英語で接客するときに心得たい4つのこと
ここまでご紹介したように、英会話初心者から中級者でも、英語を使って接客することは難しいことではありません。
しかしいざ挑戦してみると、全く伝わらなくて落ち込んでしまう人もいるでしょう。しかし伝わらないのには理由があるのかもしれません。またしっかりと伝わるような準備ができていなかったのかもしれません。
英語での接客は難しいことではありませんが、伝わる接客をするためにはちょっとしたコツ・心得も必要なのです。
相手の目を見てフレーズを口にする
多くの日本人が英会話をするときにやりがちな過ちに、相手の目を見ないということがあります。日本人同士で日本語で会話をする場合、相手の目を見なくても意思の疎通はできますよね。
しかし何故か英語だと、相手の目をある程度は見なければなかなか英語が通じなかったりします。
これは単に英語のレベルが低いからというわけではなく、割と英語レベルが高い人にも起こりがちな現象です。その理由はわかりませんが、相手の目を見て話したら途端に通じた・・・なんてことは、英会話を使う上で珍しいことではありません。
これは接客においても同じことです。相手の目を見ずに話すと、本当になかなか通じないのですが、目を見て話してみると、驚くほどスムーズに通じるでしょう。
同じ発音で、同じフレーズを口にしているのに不思議と思うかもしれませんが、実際そういう体験をしている人はたくさんいます。
英語がとても流暢なら、目を見なくても通じるのかもしれません。しかし英会話初心者から中級者なら、目を見ることで通じやすくなるということを覚えておきましょう。
つまり接客をするときには、相手の目を見て覚えたフレーズを口にしたほうが、圧倒的に意味が通じるのです。
おどおどしないようにフレーズを丸覚えしておく
英語が通じない理由の1つに、日本人はおどおどしすぎるということがあります。日常生活で英語を使うときでも、おどおどしているとなかなか相手に伝わりにくいものです。
それが「接客」というお仕事になってしまうと、一層おどおどしてしまう人も少なくないでしょう。
しかしそれは逆効果。おどおどして接客すると、相手にも居心地が悪い思いをさせてしまいますし、はっきりと発音できないため、なかなか英語が通じません。
ですから、英会話初心者から中級者の人が英語で接客を行う場合は、おどおどせずに自信をもってフレーズを口にできるように、しっかり練習しておく必要があるでしょう。
接客で使う英語は決まっているので、よく使うフレーズを丸覚えして何度も練習することをおすすめします。何度も繰り返したフレーズなら、おどおどすることなく自信を持って口にすることができるはずです。
取り扱っている商品などに関する英単語は覚えておく
決まったフレーズを丸覚えしておくことで英語の接客の大部分はなんとかなります。その上で、そのお店や会社で取り扱っている商品・サービスに関する英単語もしっかり覚えておきましょう。
これをしておくことで、お客さんが言っていること、求めていることがわかりやすくなります。
単語は和英辞書で調べられるほか、英語のできる同僚に質問するという方法もあります。英語力が不足していても、しっかりとした接客をするために、しっかりこうした準備もしておきましょう。
わからないときは英語がわかる人にかわってもらう
英会話初心者から中級者でも、フレーズを覚えてしまえば英語での接客はできます。ですが、単純な接客はできても、お客さんがもっと複雑なことを求めているときは、お客さんが言っていることが理解できないかもしれません。
理解できないのは仕方がないことです。それはそれで割り切って、わからないときは英語がわかる人に接客をかわってもらうようにしましょう。
わからないときは誤魔化すのではなく、素直にわからないということを伝えることが大事です。わからないまま進めてしまうと、お客さんを怒らせてしまう可能性もあるので、気をつけてください。
英会話初心者におすすめの英語接客ができる職種
最後に英会話初心者におすすめの英語で接客ができる職種をご紹介します。日本国内で外国人が多い観光地で働くときや、ワーキングホリデーなどで英語圏の国でお仕事をする場合、ここでご紹介する職種なら比較的英語での接客がしやすいでしょう。
カフェやレストランのスタッフ
カフェやレストランはワーキングホリデーなどで現地で仕事をする人に人気の職種です。その人気の秘密は、丸覚えフレーズで接客できる範囲が広いこと、そしてお客さんや同僚との会話を通して英語の練習ができることです。
そのため英会話初心者にはとてもおすすめできます。
日本でも外国人観光客の多い場所にあるカフェやレストランだと、英語接客をする機会があるでしょう。
ファッションストアなどのスタッフ
英会話中級者ならファッションストアや雑貨屋さんなどのお店にも挑戦できるでしょう。
観光地のお土産やさんなんかだと、英語接客をする機会がたくさんあります。取り扱っている商品を英語で説明できるように準備が必要ですが、単純な英会話ならできる人ならおすすめできます。
スーパーのレジスタッフ
スーパーのレジスタッフは丸覚えフレーズで接客しやすい職種です。
ただワーキングホリデーなどで現地で働く場合、少し高めの英語力が必要になります。トレーニングは英語で行われるからです。
日本国内で外国人が多い地域で挑戦するには、おすすめできる職種です。
まとめ
今回は英語で接客することについてご説明しましたが、自分でもできそうな気がしてきたでしょうか。
しっかり準備をして、英語での接客を楽しめるようにしましょう。